【片付け事例】町工場の閉鎖に伴う機械・工具・資材の撤去整理作業|東京都江東区
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施工内容 | 工作機械・工具・金属資材の撤去および原状回復作業 |
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施工形態 | 小規模金属加工工場の閉鎖に伴う片付け |
施工地域 | 東京都江東区 |
工期 | 3日間 |
施主 | 東京都江東区 S様 |
お問合せの種類 | ホームページからのご相談 |
担当者 | 増田 猛 |
担当者コメント | このたびは、東京都江東区にて長年営まれてきた町工場の閉鎖に伴い、工作機械や資材、細かな工具の撤去をご依頼いただきました。 今回の工場は、狭小スペースながらも長年積み重ねられた設備と資材でいっぱいの状態でした。片付けというより“整理された歴史の解体”といっても過言ではない現場。お客様の想いを汲み取りつつ、丁寧な作業を心がけました。 |
作業開始前の工場内の様子
工場内には、汎用旋盤や卓上ボール盤、ベルトグラインダーなどの工作機械に加え、壁一面に並んだ各種手工具や冶具、棚には細かなボルト・ナット類がびっしりと並んでいました。
通路には梱包用段ボールやパレット、使用頻度の高い電動工具なども置かれており、限られたスペースを有効活用された職人の工夫が感じられました。
🛠 作業の流れと対応内容
作業初日は、まず安全確保のため動線の確保と電源確認からスタート。
次に使用中止済みの機械類(研磨機、ボール盤など)を養生しながら慎重に取り外し、重量物は台車や搬出補助具を使って順に外へ運び出しました。
工具類は「再利用できるもの」「破損しているもの」「鉄・銅など素材別に分別可能なもの」といった3カテゴリに分類。なかには年代物の工具もあり、金属リサイクル業者と連携して適正に処理しました。
2日目には外構資材や鉄パイプ・鋼材の仕分けを実施。錆びた大型鉄箱や木製のパレットも搬出対象とし、屋外の作業場からフォークリフトを活用して効率的に搬出しました。
最終日は、全体の掃き掃除と機械跡の床清掃を中心に実施。特にグラインダー周辺の鉄粉や油汚れは入念に処理し、工場閉鎖後の引き渡しにも支障のない状態へと整えました。
📝 作業を終えて
今回のような町工場の閉鎖は、機械や道具の片付けだけでなく、長年の職人技と想いが詰まった空間を整理する大切な節目です。
S様からは
「工具ひとつひとつまで丁寧に扱ってくれて安心できた。大変だったと思うが、綺麗に終わらせてくれて感謝している」
との温かいお言葉をいただきました。
私たちは今後も、こうした“想いのこもった片付け”に寄り添い、誠実な対応を続けてまいります。